AAV7 A1 (ROC Navy)

Minihobby 1/35

Modeller: Satoru Tsushima

 台湾・中華民国海軍陸戦隊にて2007年に、これまでのLVTP5A1に替って導入された最新鋭の水陸両用装甲車。
 車両そのものは1972年にアメリカ海兵隊に導入されたLVTP7が元で、1990年代後半に足回りや、増加装甲や、武装の強化を施したもので、韓国海兵隊でも1980年代初頭から使われていたが、台湾での導入は、中華人民共和国の機嫌を損ねるのを恐れた米国により凍結され、已む無く1960年代導入のLVTP5を後生大事に使うしかなかった。
 しかし、21世紀に入ると、中華人民共和国は急速な経済発展の下、武装の近代化・強化に躍起になり、さらに、1966年から敵であったロシアとの国交の復活により中露極東軍事同盟を結束。1990年代初頭の冷戦終結以来、衰退化にあった冷戦が再び復活し始めてきた。これに脅威を感じた米国は、中華人民共和国に対する牽制の一環として極東地域の武装強化を開始。これまで再三武装強化を拒否してきた台湾に対しても武装の供給が始まった。その一つとして、この最新鋭のAAV7A1が導入されたのである。

 キットは、中国・ミニホビー(トランペッターの中国国内ブランド)で、タミヤのAAVP7A1のキットのコピーに独自に増加装甲の部品をセットしたもの。部品の合いに苦労する上、材質が通常のスチロール樹脂ではないので作るには結構な苦労を強いられる。足回りは、韓国海兵隊の場合はそのまま組んで貰っても結構だが、台湾海軍陸戦隊や、イラク派遣米軍のAAV7A1は足回りがM2ブラッドレーのものに換装されているので、今回は、タミヤのM2ブラッドレイの足回りを移植した。
マーキングはAFVクラブのLVTP5A1のものを使用。フロントの海軍陸戦隊のマークのデカールは、この大きさでは無いので、他キットのナチス・ドイツのDAK部隊のヤシの木とハーケンクロイツのマークを逆さに貼って、白塗装でそれらしく改造した。