BRDM-1 Praha 1968

Eastern Express 1/35

Modeller: Satoru Tsushima

1968年5月。チェコスロバキア(当時)は戦前から東ヨーロッパで最も工業技術が高く、戦後も優秀な自動車を作る国として西側の評価も高く、最も西側に工業製品を輸出する東側国家として有名で、国民水準も西側並みに豊かでした。その為西側国家の仲間入りする宣言をたてたところ、大挙してワルシャワ条約軍が押しよせ、首都プラハを武力で制圧しようとしました。しかし、市民は負けてはおらず大挙して群集で軍隊を囲み、バスやトラックや電車で道を塞ぎ、標識はペンキで塗り潰し、大きく「モスクワ。お帰りはこちら」と書かれた看板があちこちに置かれました。
しかし、当時のチェコスロバキア大統領は、市民の流血を見るくらいならとあっさり降伏。其の為帰ろうとしたソ連軍だったが、群集に邪魔をされ、道に迷って孤立した車両はたちまち群集の餌食になり、撤退車両のほぼ全てに市民に落書きされ、ほうほうの体で軍隊が引き揚げました。

落書きの「USSR=USA」というのは当時ベトナム戦争を行なって非難されていたアメリカ。それとソビエトは同じだ!という皮肉で、このプラハ事件の反響は世界中に広がり、日本でもソビエト大使館に対して学生デモが行なわれました。

キットは非常に作りにくいキットでチリ合わせがえらい大変でしたが、スタイルそのものは良く出来たキットです。人形はタミヤ・ズベズダ改、機銃はトランペッター流用です。